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オキナグサ
☆《やってみよう山野草》 オキナグサ
◇今回は年配の方にとっては、なつかしい「オキナグサ」です。
冒頭に申し上げますが、このコラム・・・「やってみよう山野草」は
木曽地方(標高700m以上)にお住まいの初心者を対象にしております。
中、上級者の方にも参考になるはずですので、ぜひ役立ててほしいものです。
栽培法は、私が実践で得たデータを元にしております。
◇オキナグサはキンポウゲ科の多年草で、日当たりの良い山野や川原に自生
しています。開花時の草丈は10cm〜15cmくらいで、
5月頃に茶紫色で鐘形の花をやや下向きに付けます。
草全体が絹毛でおおわれている様子を「翁」に見立てて、
この名前があるようです。
木曽地方では大桑村以北の南向き稜線直下の斜面や、ときに木曽川沿いの
川原で見かけます。
しかし最近、自生のオキナグサはすっかり少なくなりました。
木曽地方では「オッカブロ」と言ったほうが
年配の方には分かりやすいかもしれません。
◇苗の入手法
園芸店などで店頭に並びますが、ほとんどは外国からの輸入株です。
「洋種オキナグサ」と表示されていれば親切ですが、
単に「オキナグサ」とあるものは要注意です。
日本産と輸入物との決定的な違いは、花色にあります。
輸入種の花にはピンク、白、紫など比較的鮮やかな色のものが多く、
花も上を向いて咲きます。草丈もやや大きめです。
日本産のものは暗い茶紫色で、控えめに下を向いて咲きます。
山野草の愛好家は、
日本オキナグサの控えめな姿にぞっこん惚れてしまうのであります。
◇使用する鉢
6号以上の深い鉢を使います。鉢の材質は何でも構いません。
(プラスチックでもOK)
◇用土の種類
特に決まりはありませんが、中粒の硬質鹿沼土と小粒の赤玉土を等量配合し、
全体の2割程度の量の小粒軽石砂を混ぜれば良いでしょう。
2年に一度植え替えます。
◇置き場
春の芽出しから日向に置いて、直射日光によく当てます。
日光不足では花が咲きません。
真夏の間だけは半日陰に避難して、暑さから守ってやりましょう。
初秋から再び直射日光に当てて株を肥やします。
寒さには強いので、冬は庭の隅にでも置きましょう。
◇肥料のやりかた
たくさんの肥料は必要ありません。
春先の芽出し直後に薄い液体肥料を2〜3度と、
花後に園芸用の固形肥料を少し鉢の上に並べておく程度でいいでしょう。
◇水やり
比較的乾燥に強い方ですが、用土が乾ききらない程度に与えます。
夏は夜間に潅水するのが最も良く、日中の根腐れを予防できます。
◇その他
完熟の種(タンポポに似た綿毛状)ができたら、
すぐに蒔くと10日くらいで発芽します。
しばらく経ってから蒔いたものは極端に発芽率が低下します。
完熟種はタンポポのように風で飛んでいってしまいますから、
あらかじめネットなどで覆っておくと安心です。
発芽から2〜3年で開花株になります。
投稿者 yamanohana : November 15, 2001 03:21 PM