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『じねんじょ』を食べよう
☆ 『じねんじょ』を食べよう
◆「じねんじょ」ってなに?
じねんじょは、漢字で自然薯と書きます。
自然薯の薯はイモのことで、つまり自然に生えている薯が、
じねんじょという訳です。〔和名:ヤマノイモ〕
じねんじょはヤマノイモ科の植物で、古来から親しまれて
いる山の幸ですが、一般的には採取が難しく素人ではなかなか
うまくいきません。
見た目は、普通に出回っている「長芋」に似ていますが、
それよりも細くて、直径は3〜4cmほどです。
しかし味は格段に優れており、ねばりも長芋とは比べ物に
ならないほど強く、栄養価にも富んでいます。
◆見つけ方
じねんじょは木曽郡下にもたくさん自生していますから、まず
その葉っぱを覚えましょう。
自生地は、雑木林や薮の生い茂ったようなところで、周りの木や
薮などにツルをからみつけて伸びます。
夏〜秋のうちに場所を確認しておいて、晩秋に葉が枯れてから
収穫すると良いでしょう。葉の形は、ちょうどハート型を細長く
したような芋科独特の形で、「マイヅルソウ」の葉に似ています。
(かえって分りづらいかも?・・・やっぱり図鑑がベストですね)
注意すべき点として、じねんじょに良く似た有毒の「オニドコロ」
があります。だいたい同じようなところに生えていますから、
間違えないようにしましょう。「オニドコロ」は別名「トコロ」
とも呼ばれ、全草に毒を含みます。
じねんじょとの大きな違いは、葉が幅の広いふつうのハート型で
茎から互生します。〔互生:茎から左右に互い違いに葉が付くこと〕
じねんじょの葉は、対生と言って茎の同じところから左右に葉が
付きます。また、じねんじょの地下茎(芋)は細長く伸びますが、
オニドコロは塊状(かたまり)ですから掘ればすぐ分ります。
さらに、じねんじょには「ムカゴ」という直径1cmくらいの
小さな芋が、葉の付け根付近にも出来ますから、すぐに見分けられ
ます。このムカゴも大変美味ですから、見つけたら採取しましょう。
◆採取の方法
芋ですから、茎の生え際からただひたすら掘るだけです。
畑で栽培している長芋とは訳が違い、非常に根気のいる作業です。
芋が折れないよう慎重に掘りましょう。
ムカゴは簡単に採取できますから、掘るズクのない人はムカゴ
だけでも採りましょう。
いずれも採取する時期は晩秋です。(11月ころ)
◆食べ方
地下茎(芋)は普通の長芋と同様に、すりおろしてからだし汁と
醤油などで味を調え、熱いご飯にかけていただくのが一番。
長芋とは違う濃厚なコクと味に、きっと満足することでしょう。
消化吸収にも優れていますから、少々食べ過ぎても大丈夫。
ムカゴは油でさっと揚げるか蒸して、熱いうちに塩を振りかけて
いただきます。これはビールのつまみに最高です。
◆◆今のうちに「じねんじょ」探しに出掛けませんか?
投稿者 yamanohana : September 1, 2003 03:38 PM