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高気圧と低気圧

 皆さんは西高東低という言葉を耳にしたことがあると思います。
これは、ご存知のとおり冬型の気圧配置ですよね。
 つまり、冬期の日本列島では、西側に高気圧があり東側に低気圧がある
ような場合に寒波の襲来とともに雪が降りやすくなって、いわゆる冬型の
気圧配置と呼ばれるんですね。

◆高気圧とは?
  一気圧は、1,013 hPa です。・・・(ヘクトパスカルと言います)
 昔は、mb・・・(ミリバール)と呼んでいましたから、年配の方は
 こちらの方が馴染みがあるかも・・・
  高気圧というと、一気圧よりも気圧が高い場合と思っている方も
 いるようですが、実はそうではなくて、周りよりも気圧が高い部分
 を指します。「周りよりも」というのは、「四方八方のどこよりも」
 ということであって、天気図などで見ると等圧線が囲まれて円形に
 なっています。一方、低気圧もこれと同様に、周りのどこよりも
 気圧が低い部分を指し、やはり等圧線が囲まれて円形になります。

◆高気圧は重い空気
  気圧が高いということは、空気が圧縮されて密度が高くなって
 いますから、当然重くなります。従って、高気圧の中心では上空から
 吹き降ろすような風の流れになり、四方へ広がります。
  低気圧の場合はこの逆で、周りの空気が中心部に向かって吹き、
 上空へ吹き上げるような流れになります。

◆風は空気の流れ
  誰でも知っていることですから、言うまでもありませんが、
 風は、気圧の違いによって空気が動く現象です。
  空気は、水や電気などと同様に、必ず圧力の高い方から低い方へと
 流れます。ただし、風は地形や気圧配置によって複雑に変化しますから
 方向が一様ではありません。しかも、地球の自転や偏西風(北半球の上空
 では年間をとおして西から東へ吹いている強い風)の影響で、流れが
 ねじ曲げられたりしますから、予測し難いものになります。

◆低気圧は左巻き
  私たちの住んでいる日本列島は北半球にあります。
 少し専門的な用語になりますが、地球の自転によって風に影響を与える
 力を「転向力」と言います。この転向力によって、空気の流れがねじ曲げられ、
 北半球では低気圧の中心部に向かって吹く風は左回りの渦巻状になります。
  一方、高気圧から吹き出してくる風は右回りの渦巻き状です。
 なお、南半球ではこれとまったく正反対の動きになります。
  昨年、大災害が報じられた「竜巻」は、局所的な超低気圧です。

◆空を見渡してみよう
  登山やハイキングなど、アウトドアでは天候の予測や判断が大切です。
 雲の動きや風を観察して、天候の変化を予測できるようになると違った
 楽しみもできます。一般的に、晴天の時の風は、風に向かって左手斜め前
 45度の方向にに高気圧の中心があり、悪天候の時の風は、風を背にして
 左手斜め前45度の方向に低気圧の中心があります。(北半球の場合)
  いずれも、左手斜め前45度が基準ですから覚えやすいと思います。
 (晴天時は風を正面に、悪天候時は風を背に)
 ぐるっと空を見渡してみましょう。新しい発見があるかもしれませんよ。

投稿者 nagasan : February 1, 2007 05:59 PM