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ひそかなブーム鉢盛山
木曽郡の最北端にそびえる「鉢盛山」は、標高が2,446mの独立峰です。
山頂は木祖村、朝日村、波田町、旧奈川村(現松本市)の4市町村にまたがるなだらかな地形で四方の眺望も良いため、最近は訪れる人も多く注目の山と言ってもいいでしょう。
◆朝日村からの登山ルート
鉢盛山には4つの登山ルートがありますが、最もポピュラーなのが朝日村からのルートです。これは、鎖川に沿った林道を辿り、林道終点付近の登山口から登るルートです。
しかし、今は昨年の豪雨災害の復旧工事が行われており、林道は通行止めとなっています。
したがって、登山口まで入ることは非常に困難です。
◆波田町からの登山ルート
波田町からは黒川沿いの林道を辿る登山道がありますが、アプローチは若干長くなります。ここも朝日村からのルートと同様で、豪雨災害による復旧工事が行われていますので、林道は通行止めです。
◆松本市(旧奈川村)からのルート
野麦峠スキー場から小鉢盛山を経由して登るルートですが、距離が長く登山道が分かりにくいため一般的ではありません。
このルートを選択する登山者は少ないですから、穴場的存在ではあります。
◆木祖村からの登山ルート
味噌川ダム上流の林道を辿るルートですが、登山口までのアプローチが長くしかも、林道は途中ゲートによって規制されているため、一般車両の通行はできません。
ただ今日現在、鉢盛山へ登ることができる唯一のルートと言ってもいいでしょう。
◆頂上からの眺望
山頂の周囲は森林限界に達していないため、栂などの樹木が茂っており眺望はそれほど良くありませんが、山頂から西側に少し歩くと、東京電力のマイクロウェーブ反射板という巨大な構造物があり、その付近は樹木などの障害物が少なく眺望が開けています。
御嶽山・乗鞍岳・焼岳・穂高岳・槍ヶ岳などの眺望はすばらしいものがあります。さらに後立山連峰・北信五岳・浅間山・八ヶ岳・南アルプス・中央アルプス・遠く富士山までもが望めます。
もちろん晴天で条件の良い日に限られますが・・・・・
◆注目すべき鉢盛山の植生
鉢盛山は年間降水量が非常に多く、特に西面から南面にかけての山域は植生が大変に豊かで、注目すべき点が数多くあります。
亜高山帯から高山帯にかけて生える草類の種類が豊富なことや、コメツガ・モミ・シラビソ・トウヒ・ナナカマド・ダケカンバ・などの樹木も豊富で、しかも他地域では見られないような巨木が普通に見られます。これらは木曽川の最源流として豊富な水資源を有している証でもあります。
また、植物ばかりでなく動物も多種多様の生態系が観察できることから、学術的にも貴重な存在なのであります。
◆◆どうです?一度「鉢盛山」に登ってみませんか?
現在は通行可能なルートが限られていますが、そのうちに開通することでしょう。
登山にお奨めの時期は、7月から10月下旬ころまでです。
投稿者 nagasan : July 15, 2007 05:18 PM