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一輪草と二輪草
木曽谷では中部でもようやく桜が咲き始め、
いよいよ春爛漫の風情となりました。
樹木の花ばかりでなく、
ちょっと足元に目をやれば早春の花たちの競演が始まっています。
日当たりの良い沢筋の土手や、山麓の斜面では
一輪草や二輪草の可憐な姿が・・・
◆自生地
一輪草も二輪草もキンポウゲ科の多年草で、ほぼ同じ時期に開花します。
どちらも群落を形成していることが多く、時に混生していることもあります。
ただ、木曽地方北部では二輪草の方が圧倒的に多く見られます。
自生地は明るい雑木林内や沢筋の斜面などで、
水分の多い比較的肥よくな土壌を好む傾向があるようですが、
二輪草は乾燥ぎみの尾根筋や北向きの斜面などにも見られることから、
適応範囲は広いと言えます。
◆名前の由来
一輪草は名前のとおり、花が一輪だから一輪草。
一方、二輪草は花が二輪咲きます。
(うーん、分かりやすい!)
一輪草は、一華草(イチゲソウとか単にイチゲ)とも呼ばれます。
この、「イチゲ」という名前の付いた草は他にもたくさんあって、
たとえば、キクザキイチゲ、アズマイチゲ、ヒメイチゲ、ハクサンイチゲ、
などが良く知られており、いずれもキンポウゲ科です。
◆毒草はどちら?
キンポウゲ科の草には毒素を含んでいるものが多く、
山菜などとして採取する場合には注意が必要です。
一輪草は毒素を含んでいますから食べられませんが、
二輪草には毒素が無いので食べられる山菜として知られています。
ただし、二輪草は一輪草やトリカブトなどと混生していることもありますから、
見分けに自信がない方はご用心あれ。
幸い、木曽地方では二輪草を食す習慣があまりありませんから大丈夫かも・・・
◆◆野山を散策するのに絶好の季節となりました。
天気の良い日を選んで出かけてみませんか?
この時期はまだ木々の芽吹きも始まっていませんから、
林の中も見通しが良くて新しい発見があるかもしれません。
小鳥たちの姿もとらえやすいですから、バードウォッチングにも最適。
投稿者 nagasan : April 15, 2008 09:49 AM