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園芸の用土
5月に入ってから暫く寒い日が続きましたが、
木曽谷の野山も爽やかな新緑の季節ですね。
さて、この時期はガーデニング好きの方にとって忙しくなる時期でもありますが、
皆さんは園芸用の「土」をどんなふうに使っていますか?
◆用土の種類
市販の用土には様々なものがあって、
どれを買ったらよいか迷ってしまいますよね。
市販の用土のうち、主なものを挙げてみると
「鹿沼土」「赤玉土」「軽石砂」「富士砂」「桐生砂」「蝦夷砂」などなど、
たくさんの種類があります。
さらに、それぞれの用土には、小粒、中粒、大粒などの分類や
上質、硬質などの種類もあって一層ややこしくなってしまいます。
◆鹿沼土とは
栃木県の鹿沼市周辺から産出される土で、
赤城山の噴出物が堆積したものです。
ペーハーが弱酸性で、ツツジ科の植物など
広く一般的な用土として知られています。
硬質鹿沼土は、やや硬めであるため形状が崩れにくい特徴があります。
保水力や通気性に優れていますが、経年変化しやすく
長期間使い続けると微塵(粉状)になり易く、通気性が損なわれます。
使用する場合は単用を避け、
他の用土(崩れにくいもの)との併用がお奨めです。
なお、弱アルカリを好む植物の用土には適しません。
◆赤玉土とは
いわゆる「赤土」であって、どちらかというと粘土質ですから、
通常は植物の栽培には適さない土ですが、
形状を粒状にすることで通気性を高めてあります。
肥料持ちも良く、多くの植物栽培に用いられますが、
鹿沼土と同様に他の用土と混合して使う方が良いでしょう。
赤玉土には、高温で焼き固めた粒状の「焼赤玉」という用土もあり、
優れた通気性と保水性があります。
焼赤玉を混合することで、長期間通気性を確保することができます。
◆軽石砂とは
火山帯の噴出礫で軽くて硬く、また、通気性や保水性も良いのが特徴です。
大粒のものは栽培用土の下部に入れるゴロ石として使うほか、
中粒や小粒のものは鹿沼土や赤玉土に混ぜて使う方法が一般的です。
混ぜる量によって通気性を調節できます。
なお、コマクサ栽培では軽石砂の小粒を単用することで成績良く作れます。
◆蝦夷砂とは
北海道の火山噴出物で、鹿沼土に比べ崩れにくいのが特徴です。
園芸店に出回っていることが少ないため、手に入れにくいのが難点。
小粒と中粒を適度に混ぜれば、ほとんどの植物に使用できますから
優れた用度といえます。
◆その他の用土
富士砂は富士山域の溶岩砂で、硬く重いのが特徴です。
通気性に優れているほか他の用土に混ぜ込んで排水性を高めたり、
用土表面に敷き詰めて泥はねを防ぐ目的で使用することもあります。
また、色が黒いので草姿の見栄えも良くなります。
桐生砂は、群馬県で産出される火山灰土で、硬く重いのが特徴です。
桐生砂も他の用土に混ぜて保水性や通気性を高める目的で使います。
◆栽培用土の基本
植物を栽培する上で用土の選択は大切な要素ですが、
この用土でなければダメ!といったことはありません。
重要なことは、通気性、保水性、排水性、肥料持ちなど、
その植物に合った環境を提供することと、
水やりや施肥など自分が管理する場合のタイミングを考慮した
「土選び」をすることが成功の秘訣なのです。
投稿者 nagasan : May 15, 2008 01:37 PM