天然氷を採取しよう

 木曽地方では、これから厳しい冬を迎える訳ですが、
 寒くなるにつれアウトドアが億劫になりがちですね。
 でも、寒ければ寒いほど状態の良くなるものがあります。
 それが「天然氷」なんです。

◆天然氷を採取する訳
  氷は夏ばかりでなく、私のような「飲べえ」にとっては
 一年中必要な食材といってもいいでしょう。
  今はどこの家にも冷蔵庫(冷凍庫)があるし、コンビニへ
 行けばブロックアイスやロックアイスを売っていますから、
 必要なときに直ぐ氷が手に入ります。こんなに便利な世の中
 ですから、あえて天然氷を採取することなんか無意味と思わ
 れるかもしれませんが、実は天然氷には魅力がいっぱいなんです。

◆天然氷の魅力
  ご存知のように、水は温度が摂氏0℃以下になると固体(氷)
 になりますが、温度が低いほど硬く締まった氷になります。
  冷凍庫などで氷を作る場合、いきなり低温下に水を置くと
 水中の空気分などが閉じこめられて白く濁ってしまいます。
  最近の家庭用冷蔵庫はよく出来ていて、ある程度透き通った
 きれいな氷を作ることができるようになりましたが、天然氷
 に比べればやっぱりいまひとつ・・・
  良質の天然氷はクリヤーなばかりでなく、硬くて溶けにくい
 ことが最大の魅力なんです。しかも、原料となる水が水道水
 ではなく、天然水であることも魅力のひとつですね。

◆採取するには
  木曽地方で天然氷を採取するには、池や水溜りではなく、
 沢というのが一般的でしょう。それも、民家や道路が上流部
 に無いような奥山の沢が適しています。
  沢のうちでも氷ができ易いのは、落差があって滝になって
 いるような場所がベストで、飛沫をあびてゆっくり凍った
 氷柱(つらら)状のものが良質の氷と言えます。
  採取する時期は、1月下旬から2月中旬ころの厳寒期が
 いちばん適していますが、積雪のある沢を徒渉するためには
 それなりの装備も必要です。
  冬山トレッキングを兼ねて、散策しながら採取に出かける
 のも楽しみ方のひとつでしょう。

◆保存の仕方
  天然氷は、できるだけ大きな塊で採取しておきます。
 持ち帰った氷は、乾燥?(一晩屋外で冷気にさらしておく)
 させてからビニール袋に入れ、アイスボックスの中で保管
 しておけば数日間は大丈夫。密封して冷凍庫で保管すれば
 半年以上は鮮度??が保てるでしょう。
  使うときは、塊をアイスピックで小割りします。

◆◆ウイスキーのロックや、焼酎ロックに最適な天然氷・・・
  くれぐれも、水道水を入れて水割りになんかしては
  いけませんよ。源流の自然に想いを馳せながら、天然氷で
  一杯なんていかがですか?

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寒バヤ(ウグイ)の勧め

 めっきり寒さが増して冬の訪れも間近な今日この頃、渓流の水面には、
紅葉を終えたカエデやナラなどの落ち葉が寂しげに流れ、水の色も暗くなって
きましたね。渓流釣りのシーズンはとっくに終わってしまいましたが、実は
この時期になると旨みが増す川魚が「ウグイ」なんです。

◆ウグイとは?
  ウグイはコイ科の淡水魚で、長野県内の河川や湖沼などに広く分布して
 おり、なじみの深い川魚として知られています。それだけに地方名も
 さまざまで、ハヤ、アカッパヤ、アカハラなどと呼ばれているようですが、
 木曽地方では「アカウオ」と呼ばれることが一般的です。

◆つけ場漁
  6月ころの千曲川でさかんに行われている漁法で、産卵期に入ったウグイを
 人工の産卵床におびき寄せて捕獲する方法で、漁獲高も多いことから
 その場で調理して食べさせる小屋もできるほど人気があります。

◆ウグイの旬
  産卵期のウグイには、朱赤色の3列縦条(婚姻色)が現れることから
 アカウオと呼ばれるようですが、このころのアカウオは卵や白子に養分
 が集中するせいか、あまり旨くはありません。
  それより、晩秋から冬にかけて越冬のために養分を蓄えた今の時期こそ
 旬と言ってもいいでしょう。

◆ウグイの捕獲時期
  木曽川で魚を捕るには、遊漁証を購入しなければなりませんが、
 年間券の場合、その期間は1月から12月までの1年間となっています。
  ただし、イワナやアマゴ(タナビラ)などの漁は3月中旬の解禁日から
 9月中旬の禁漁日までの半年間です。ところが、ウグイには特に期間を
 定めてありませんから、遊漁証の有効期間内であればいつでも捕獲が可能です。
  つまり、産卵期はもちろん晩秋のこの時期でも捕っていいことになります。

◆ウグイを捕獲するには
  一般的な遊漁証は「釣り」に限定されていますから、他の方法で捕獲する
 には別の許可が必要になります。夏季のウグイは採餌行動が活発ですから、
 餌釣りをはじめ毛鉤釣りやルアー釣りでも狙えますが、晩秋以降のウグイは
 水深のある淵に群れることが多くなり、活発に餌を追うことはなくなります。
  そこで、これらのウグイを釣るには、餌釣りではなく鮎の「ころがし釣り」
 に似た引っ掛け釣りで釣ります。

◆引っ掛け釣りの仕掛け
  鮎の友釣りに使う掛鉤を10cm間隔で5本ほど直列にハリスに結び、
 ハリスの下端に10号程度の錘を付けて竿長と同じ長さの道糸(2号〜3号)
 と直結します。この場合、ハリスは道糸より1号ほど細くしておきます。

◆釣り方
  深みのある淵の底に仕掛けを入れ、ただひたすら探るだけ。・・・
 あたりは明確に竿に伝わりますから、道糸をゆるめないよう一気に抜き
 あげてしまいましょう。ウグイが群れているポイントにあたれば、束釣り
 も可能です。

◆食べ方
  寒ウグイは、何といっても背開きのカラ揚げが一番。頭部を切り落とし
 必ず背側から開いて腹ワタを除き、ペーパータオルなどで水気を取ってから
 片栗粉をまぶして油で揚げます。

◆◆日ごとに寒さが増す晩秋の夜。
  揚げたての寒ウグイを肴に、熱燗で一杯! ちょっとズクを出して
  こんな至福のひとときを味わってみませんか。

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ひそかなブーム鉢盛山

 木曽郡の最北端にそびえる「鉢盛山」は、標高が2,446mの独立峰です。
山頂は木祖村、朝日村、波田町、旧奈川村(現松本市)の4市町村にまたがるなだらかな地形で四方の眺望も良いため、最近は訪れる人も多く注目の山と言ってもいいでしょう。

◆朝日村からの登山ルート
 鉢盛山には4つの登山ルートがありますが、最もポピュラーなのが朝日村からのルートです。これは、鎖川に沿った林道を辿り、林道終点付近の登山口から登るルートです。
 しかし、今は昨年の豪雨災害の復旧工事が行われており、林道は通行止めとなっています。
 したがって、登山口まで入ることは非常に困難です。

◆波田町からの登山ルート
 波田町からは黒川沿いの林道を辿る登山道がありますが、アプローチは若干長くなります。ここも朝日村からのルートと同様で、豪雨災害による復旧工事が行われていますので、林道は通行止めです。

◆松本市(旧奈川村)からのルート
 野麦峠スキー場から小鉢盛山を経由して登るルートですが、距離が長く登山道が分かりにくいため一般的ではありません。
 このルートを選択する登山者は少ないですから、穴場的存在ではあります。

◆木祖村からの登山ルート
 味噌川ダム上流の林道を辿るルートですが、登山口までのアプローチが長くしかも、林道は途中ゲートによって規制されているため、一般車両の通行はできません。
 ただ今日現在、鉢盛山へ登ることができる唯一のルートと言ってもいいでしょう。

◆頂上からの眺望
 山頂の周囲は森林限界に達していないため、栂などの樹木が茂っており眺望はそれほど良くありませんが、山頂から西側に少し歩くと、東京電力のマイクロウェーブ反射板という巨大な構造物があり、その付近は樹木などの障害物が少なく眺望が開けています。
 御嶽山・乗鞍岳・焼岳・穂高岳・槍ヶ岳などの眺望はすばらしいものがあります。さらに後立山連峰・北信五岳・浅間山・八ヶ岳・南アルプス・中央アルプス・遠く富士山までもが望めます。
 もちろん晴天で条件の良い日に限られますが・・・・・

◆注目すべき鉢盛山の植生
 鉢盛山は年間降水量が非常に多く、特に西面から南面にかけての山域は植生が大変に豊かで、注目すべき点が数多くあります。
 亜高山帯から高山帯にかけて生える草類の種類が豊富なことや、コメツガ・モミ・シラビソ・トウヒ・ナナカマド・ダケカンバ・などの樹木も豊富で、しかも他地域では見られないような巨木が普通に見られます。これらは木曽川の最源流として豊富な水資源を有している証でもあります。
 また、植物ばかりでなく動物も多種多様の生態系が観察できることから、学術的にも貴重な存在なのであります。

◆◆どうです?一度「鉢盛山」に登ってみませんか?
 現在は通行可能なルートが限られていますが、そのうちに開通することでしょう。
 登山にお奨めの時期は、7月から10月下旬ころまでです。

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猟で殺気を消すワザ

 殺気ということばをよく耳にしますが、みなさんはどんな「気」なのか
考えたことがありますか?

◆漁(猟)でよくあること
  釣りなどをしているとき、
 全然アタリがなく「今日はどうしたんだろう?」と
 悩んでしまうことが多々あります。
  ところが、そんなときに限って、
 ちょっと目を離したスキにアタリが出たりします。
 全神経を竿先や目印に集中してずっと待っているときは何もなくて、
 ほんの一瞬だけ気をそらした瞬間にアタリが・・・・・
  いったいどうしたんでしょうか?
 一度や二度ならともかく、こういうことは結構沢山ありますよね!

◆つい出てしまう殺気
  漁(猟)をするときの大切な要素として、
 殺気を持ち合わせているか否かがあります。
 これは、「命」をいただくという意味からすれば、
 当然あってしかるべき「気」なのでありますが、
 出過ぎると結果は思わしくないのであります。

◆殺気が出るとき
  私が勝手に思い込んでいることですが、
 殺気というものはプレッシャーというか、ノルマというか、
 余裕がない状態で集中すると出やすいような気がします。
  逆に考えると、結果を最初から求めず、
 「捕れたらラッキー!」みたいな感覚で漁をすると、
 意外にも好結果が得られるというもの。
  ビギナーズラックは典型的な例ではないでしょうか。

◆豊漁は殺気が出ていないときに訪れる
  「一匹だけで十分」・・・という感覚を持っているときは、
 殺気が出ていませんね!
 ところが、「沢山捕りたい」・「大物が欲しい」などの邪念が入ると
 下心見え見え・・・
  獲物にはその意図が伝わってしまい警戒されてしまうのであります。
  丸腰で野山を散策するといろいろな動物に出会いますが、
 ひとたび銃などを持つと
 まったく獲物の姿が見えなくなってしまうのと似ていますね。
  豊漁は、最初の獲物で満足しきっているような、
 余裕のあるときに起こるか、
 「あーあ、今日は全然ダメだなー」と諦めた瞬間に殺気が消え、
 突然転機が訪れることもあるのです。

◆殺気を消すには・・・
  趣味で猟をしているのなら、
 「沢山捕って金にしよう」とか「自慢のタネにしよう」
 などという邪念は捨てることです。
  それよりも、「大自然の中で楽しみたい」と本気で思えるようになれば、
 殺気は秘めていても、おのずと出ないようになります。
  猟をする以上、殺気は必要ですが獲物に悟られてはいけないのであります。

◆◆ どうです、猟に出かけるとき、
  こんな気持ちになれたら周りの景色や草花にも
  目が向くようになると思いませんか?

   殺気を消して、余裕のあるアウトドアを楽しみませんか?

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ランタンを使いこなす

 ランタンはキャンプや登山などのアウトドアで使われる照明器具のことです。
つまり、「あかり」ですね。
 ところで、みなさんはランタンの語源をご存知ですか?
実のところ私は知らないのですが、誰か知っている人がいたら教えて下さい。
 ちなみに、原子番号57にランタン(La)という金属元素があります。
この元素、身近なところではライターなどの発火石に含まれており、火を点けることが共通していますから、もしかしたら関係があるかも。
 また、ネパールのヒマラヤ山群にランタン谷というところがあって、トレッキングなどに訪れる人も多いとか・・・
 こちらもアウトドアに関係があるから、語源なのかも??

◆ランタンの種類
  照明器具としてのランタンには、様々なものがあります。
 まず、その燃料には、ガソリン、灯油、ガス、ローロク、電池などがあって、それぞれに特徴がありますので、自分の用途に合ったものを使えばいいでしょう。

◎ガソリンのランタン
  燃料がガソリンですから、取扱いには十分注意する必要がありますが、光量・熱量ともに多く、四季を通じて活用できます。
  ただし、器具が若干大型なのと、火傷や爆発の危険もありますからベテラン向きといえるかもしれません。テント内で使う場合は要注意。
  また、器具の中に、マントルと呼ばれる光を発する炭化状の繊維が使われていますが、振動や衝撃によって壊れることが多く、常に予備マントルを携行する必要もあります。

◎灯油のランタン
  いわゆる石油ランプです。昔から多く使われており、種類も形も豊富です。
レトロな雰囲気にも人気がありますが、照明としては暗い方です。
また、「ホヤ」に煤が付き易いので、時々掃除する必要もあります。
しかし、少量の燃料しか消費しないので、コストの面では優れています。

◎ガスのランタン
  手軽に大光量の照明を得るのに適していますが、ガスのボンベ(カートリッジ)が比較的高価なのと、 液化ガスを使用しているために、気温が低い時に気化しにくく、冬期の使用にはお奨めできません。
それでも最近は、家庭用のカセットボンベを使えるガスランタンが市販されていますから、コストの面では優れています。
  ガソリンのランタンと同様で、発光体にマントルを使うため万一に備え、予備マントルを携行した方がいいでしょう。

◎ローソクのランタン
  構造が最もシンプルで携帯性にも優れ、燃料も安価。
しかも長時間の照明にも適していますが、欠点は何と言っても暗いこと。
  アウトドアというより、室内の雰囲気づくりに向いています。
 普段は予備のランタンとして携行してもいいでしょう。

◎電池のランタン
  熱を発しないので、室内はもとよりテント内や車内でも安心して使用できます。
また、小さな子供がいても火傷や怪我などの心配がありません。
それに、点灯や消灯の操作もいたって簡単。
  ただ、電池は比較的コスト高ですし、使い終わった電池の処分もちょっと面倒。
しかも大光量のものは電池だけでも相当重くなるため、
 アウトドアに携行するには適しません。
それでも、蛍光灯式のものは十分な光量があり、屋外での使用にも遜色はありません。

◆目的別にランタンを選ぼう
  私は、すべての種類のランタンを所持していますが、そのときの状況に合わせて使いこなします。
たとえば、早朝の渓流釣りなら電池式、夏季のテント泊登山ならガス式、ワカサギの穴釣りならガソリン式、テーブル照明や山小屋風の雰囲気を楽しむ場合は、灯油式かローソク式という具合です。
  貴方だったら、どのランタンを使いますか?

◆◆暗い夜のアウトドアでランタンを灯し、自然を満喫するのもいいものですよ。そこにお気に入りの酒があればなおさら・・・


◆ランタンの語源(読者投稿)
  ランタン =lantern、語源はギリシャ語の輝くと言う意味の lampein 。lampも同じ語源です。

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冬の身支度

◇◇冬の身支度◇◇

 この冬は例年になく寒さが厳しく、野外へ出掛けるのはちょっと
ためらいがちになるもの。でも、身支度を工夫することで快適に活動
できるようになります。

◆着ぶくれはダメ!
  防寒対策の基本は重ね着ですが、「手あたり次第何でも着る」と
 いうのでは体の動きを束縛してしまい、野外活動どころではなくなります。
  出来る限り薄着になるよう、衣服の素材を知って上手に重ね着しましょう。

◆体の中で寒さを感じる部位は?
  まず思い浮かぶのは顔や手足ですが、それより肝心なのは首筋と背中、
 それに腰です。野外でじっとしている場合は別として、ある程度動き回る
 場合は汗対策も重要になります。

◆何をどう着ればいいの?
  最初に着るもの・・・つまり下着の素材はとても重要です。
 吸水性のある木綿やウールなどは、汗を吸い取ってくれますから、一見
 適しているように思われますが、一度吸湿してしまうとなかなか乾かず、
 逆に体温を低下させてしまいます。
  そこでお薦めなのが、クロロファイバーやオーロンなどでできた化繊
 の下着です。これらの素材は吸湿性がほとんどありませんから、
 汗をかいても下着が湿ってくるということがありません。
 「それでは体が濡れてしまうじゃないの!」
 ご心配なく。これらの素材は、透湿性が抜群なのであります。
 しかも、熱伝導率が低いので、下着の上に着たものが濡れても体に湿気
 や寒さを感じません。要するに、汗をかいても下着は濡れず、湿気は
 その上の衣類が吸収するという訳です。
  ですから、これらの下着の上にコットンやウールを着るようにしましょう。
 「下着一枚でこんなにも違うのか」と感じるはずです。

◆体感温度
  風があると実際の気温より低く(寒く)感じますね!
 野外の防寒では風対策も重要です。いくら上等のセーターでも、風のある
 外気に直接触れるような着方をしては何にもなりません。
  薄手でもいいから風を通さないパーカーやヤッケは必需品ですね。
 新聞紙一枚を体に巻きつけただけでもずいぶん暖かいものです。

◆首筋と足を暖かく
  首筋は寒さに敏感で、逆に言えば首筋が温かいと寒さを感じません。
 タートルネックやマフラーは理にかなった防寒衣なんですね。
  靴下を履く場合も、まず薄手の化繊靴下を履き、その上にウールの
 靴下を履くと暖かさが断然違います。

◆◆わかさぎ釣りやスノートレッキングなど、冬ならではの楽しいこと
  がいっぱいあります。お気に入りのウイスキーをポケットに忍ばせて、
  さあ、思い切って野外へ出掛けましょう。

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野外で使う刃物

◇◇野外で使う刃物◇◇

 キャンプや自然観察など、アウトドアでの活動を快適にこなすには
それなりの服装や道具が必要ですよね。そこで今回は、野外調理に便利な
刃物について考えてみましょう。

◆刃物の必要性
  調理済みの食材を持参すれば、野外で調理する必要はありませんから、
 当然、刃物も要りませんが、それでは何となく味気ない・・・
  せっかく出掛けるなら、せめて果物一つでも持参して現地で調理して
 食べたいもの。(皮を剥くだけでも一応調理なのだ)

◆銃刀法の規制
  特別な理由や許可がないかぎり、刃渡り15cm以上の刀剣類を所持
 してはならないとされています。
  刀剣類とは、まさに字のごとく刀や剣のことで、普段私たちの生活で
 一般的な「鉈:ナタ」や「鎌:カマ」・「包丁」などは含まれません。
  しかし、鉈や包丁は刀剣類ではなくても立派な刃物ですから、街中など
 で持ち歩く(携帯する)ことは銃刀法違反になります。
  銃刀法では
 〔何人も業務その他正当な理由による場合を除き、刃体の長さが6cm
  を超える刃物を携帯してはならない〕 とされています。
   つまり、刀剣類以外の刃物であれば自宅で所持していても問題は無く、
  キャンプや釣りなど、正当な理由があれば刃長6cm以上の刃物を
  携帯することもできることになります。ただし、携帯する場合は人目
  につかないようにケースに入れ梱包するなどの措置が必要です。
   護身用として車内に置いたり、腰ベルトに付けたケースに入れて
  持ち歩くなどは正当な理由にはなりませんので念のため。

◆アウトドアに適した刃物
   野外活動では、出来る限り身軽にすることが基本ですね。ですから、
  荷物は必要最小限にすることが求められます。
   野外では釣った魚をさばいたり、野菜を切ったり、場合によっては
  焚き木を準備したりと、刃物を使う機会が何かと多いもの・・・
   そんな時に使う刃物は、一本で何でも出来てしまう「山鉈」や
  「狩猟鉈」がお奨めです。これらの鉈は、比較的刃身の厚さがあり
  適度の重量もあって焚き木を切ることも可能ですし、魚や肉を切る
  のにも適しています。刃長は7寸〜8寸のものが一般的で、もちろん
  鞘(さや)も付いていますから携帯にも便利です。

◆何処で買えばいいの?
   アウトドアショップや刃物専門店で購入できます。ちなみに所持許可
  は必要ありませんが、街中で見えるように持ち歩けば違反になります。
   値段はピンキリで、数千円〜数万円とかなり巾があります。安物は
  刃身の材質が悪かったりすることがありますから、店の人に相談して
  ある程度良質のものを購入しましょう。
   それから、刃物は普段の手入れが大切です。高価な刃物でも、手入れ
  が悪いとすぐにダメになってしまいます。
   使ったあとは#1000〜#3000の砥石でしっかり砥いで水分を切り、
  乾燥した場所で保管しましょう。

◆◆お気に入りの「狩猟鉈」で調理した野外料理は味も格別。
  さあ、リュックに一本狩猟鉈を忍ばせて、野外に出掛けませんか?

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ダッチオーブンの薦め

◇◇ダッチオーブンの薦め◇◇

 暑かった夏も終わって少し秋の気配を感じるようになりましたね。
 夏のアウトドアでは焼肉が定番ですが、これからの季節には美味しい
ものがたくさん出回ってきますから、野外での料理にも巾が出ます。
 そこでお奨めなのがダッチオーブンなのであります。

◆ダッチオーブンとは?
  ご存知の方も多いと思いますが、いわゆる鋳鉄で造られた鍋のこと
 なんですが、もともとはアメリカ開拓時代の移民が好んで使った
 調理器具で、キッチンではもちろん屋外での使用にも大変便利な鍋です。
  最近になってこの鍋の良さが見直され、とても人気があります。

◆何処で購入すればいいの?
  アウトドアショップやホームセンターなどで売られています。
 ダッチオーブンは種類やサイズがたくさんあって、最初はどれを
 買ったらいいか迷ってしまいますが、はじめての方は10〜11インチ
 のキッチンタイプがいいでしょう。キッチンタイプというのは、鍋の
 底に脚(足)が無く、フラットになっているものです。
  これだと家庭のキッチンはもちろん、アウトドアでも十分使えます。
 価格も、数千円〜1万円程度ですから手軽に購入できますね。
  ただし、あまり安いものは鋳鉄(鋳物)の仕上がりにムラがありますので
 購入時に十分注意しましょう。鍋全体を良く見て、大きなピンホールが
 できているものや、バリ(鋳型の跡)があるものは避けましょう。
  特に、フタに隙間があったりガタついているものは絶対に買わないように。

◆ダッチオーブンはすぐ使えない・・・
  購入したばかりのダッチオーブンは錆止めのワックスが塗布されているので、
 まず最初にこのワックスを落とすことが必要です。
  この作業には、台所用のクレンザーを使います。固めのスポンジにクレンザー
 をたっぷり付けて、鍋全体を根気よくゴシゴシこすってワックスを落とし
 ましょう。もちろん鍋の外側やフタも同様です。
  ワックスがきれいに落ちたら水洗いし乾燥させます。
 そのあと、鍋全体にオリーブオイルを薄く塗ってから火にかけ加熱します。
 煙が出る程度に加熱したら、再度オリーブオイルを塗って再び加熱します。
 これを5〜6回繰り返すと鍋の色がだんだん黒ずんできます。
  これでようやく使える状態になりました。

◆どんな料理を作るか?
  それはあなた次第です。ダッチオーブンは様々な料理に使えますから、
 レシピも多く紹介されています。しかも、料理の出来栄えも抜群です。
  一度使ったら手放せなくなりますよ!!
 さあ、ダッチオーブンを使ってアウトドアで素敵な食事はいかがですか?
  お気に入りのワインで「チキンの蒸し焼き」なんて最高ですよ。

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デジタル地図の薦め

◇◇デジタル地図の薦め◇◇

地図はハイキングや登山などのほか、
私たちが生活する上でなくてはならないものですが、
一般的には紙面に印刷された平面的なものがほとんどですね。
等高線や色分けによって、
ある程度立体的に表現されているものもありますが、
これらはアナログ地図と言ってもいいでしょう。
これに対し、
すべての地点の緯度や経度、標高など地図として必要な座標や
道路、河川、施設などの情報がデータとして記録されているのが
デジタル地図です。

◆身近なデジタル地図

最近はカーナビゲーションシステムの普及によって、
私たちの身近な存在になってきました。
しかも年々精度が向上し、擬似的ではありますが、
立体画像で表現することも可能になりました。

◆アウトドアでの活用は?

野山へ出掛ける際や計画を立てる段階では、
目的地の情報を正確に把握したいもの。
こんなとき便利なのがデジタル地図です。
具体的には、目的地までのルートや所要時間はもちろん、
目的地の景色までリアルに表現することができ、大いに参考になります。
特に登山の場合は、ある地点から見える山々の景色が
実際と同じに再現することができるばかりか、
山々の名前も表示されますから、現地で見間違うこともなくなります。
さらに、航空写真のように、
ある地点の上空〇〇〇mから見た景色といったことも簡単に表現が可能です。
しかも、好みに応じ四季折々の景色を見ることもできます。

◆デジタル地図をパソコンで利用しよう。

デジタル地図をパソコン上で利用するには、
地図データを画像に変換して表現するためのソフトが必要です。
お奨めなのが、KASHMIR 3D(カシミール 3D)というソフトです。
http://www.kashmir3d.com/ に詳しく載っていますからご覧下さい。
お試し版は無料で利用できます。
もし気に入ったら正規版を購入すればいいでしょう。
全国いたるところの景色が居ながらにして楽しめますよ。

◆◆さあ、このソフトで野山へ出掛けてみませんか?

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野山で方角を知る方法

◇◇野山で方角を知る方法◇◇

 まだ寒い日がありますが、
 3月ともなると春の気配が感じられるようになりますね。
 木曽谷南部では梅が咲き出しました。本格的な春まではもうすぐです。
 野鳥の囀りを聞きながら、野山を散策するにはもってこいの季節ですよ。
 そこで、今回は野山で道に迷わないようにするための知識として、
 自分がいる位置の正確な方角を知る方法です。

◆晴天時なら簡単

  普段通い慣れた場所なら、
 周りの景色や道筋などでおおよその判断ができるものです。
 ところが、はじめての場所だったり、
 遠くが一望できないような場合は方角が分かりずらいもの。
 そこで登場するのが「日時計」なのであります。
 えっ!日時計で方角が?
 と思われるかもしれませんが、
 現在の正確な時刻が分かっていれば簡単に方角を知ることができます。
 まず、地面に垂直に棒を立て、できた影の方向と時計の短針を合わせます。
 このとき、時計の文字盤で12時の方向が真北になります。
 要するに、正午の時にできる影は真北を指しているということです。
 「私の時計はデジタルなんですけど・・・?」
  ・・・ハイハイ、アナログに読み替えてね!!
 この日時計を逆に考えると、ある場所で方角が分かっていれば、
 時計がなくても現在の時刻を知ることができるということになりますね。
 いずれの場合も影ができるような晴天時に限られますが、
 覚えておいて損はないでしょう。

◆曇天や雨天のときはどうするの?

 太陽が出ていなければ日時計は使えませんね。
 しかも、得てして道に迷うのはこのような天候の時が多いもの。
 そこで考えられるのは、草や木などの植生から判断する方法です。
 ただし、これにはある程度の知識と経験が必要で、
 たとえば、コブシやイワカガミが自生しているのは北斜面だとか、
 ヤマザクラは日当たりの良い南東方向の斜面に多いとか、
 あるいは、樹木に苔(こけ)が付き易いのは北側とか、
 木の枝が均等に伸びず、短い枝の多い方が西側とかです。
 また、積雪期なら雪庇(せっぴ)が出来やすいのは東側など、
 熟練者でなければ判断が難しいけれど、
 方角を知るための参考にはなります。
 当然のことながら、これらの判断材料には例外がつきものですから、
 たった一つの事象をとらえて判断するのは危険です。

◆磁石(コンパス)と高度計と地図を・・・

 方角を示す磁石は誰でもご存知でしょう。
 そして使っている方も多いと思います。
 でも、普段から高度計を持ち歩くような人は少ないと思います。
 磁石と高度計と地図があれば、
 自分のいる位置がだいたい把握できるものです。
 はじめての山はもちろん、普段行きつけの野山でも
 この3点セットを持参するようにすると楽しみ方が変わるかも。
 最近は、携帯用のGPSなるものが販売されていますが、
 高価なこともあってまだ一般的ではありません。
 やはり、日頃から注意深くフィールドを観察し、
 経験を積むことが一番大事なのかもしれませんね。

◆◆方角には直接関係ありませんが、
 悪天候時には、風を背にして左手前方45度の方向に
 低気圧の中心があるということも知っていると便利ですよ。

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雪上トレッキングの奨め

◇◇雪上トレッキングの奨め◇◇

 ここ数年、冬の遊びとして人気急上昇なのが雪上トレッキングです。
気の合った仲間と、景色を楽しみながら雪上を散策するのもいいものですよ。

◆どんな場所へ行くのか?
  里山の丘でも、渓流沿いの谷筋でも、林道でもよし。
 要するに、雪の積もった場所ならどこでも面白いでしょう。
  ただし、田んぼや畑など、他人の農地に入る場合は迷惑をかけないよう
 配慮しましょう。

◆雪上トレッキングのアイテム
  雪上を歩く訳ですから、それなりのアイテムは必要です。積雪が少ない
 場所なら、防寒長靴で十分歩けますが、どうせ歩くなら積雪の多い場所を
 歩きたいもの。そこで登場するのが「スノーシュー」です。
  スノーシューは、いわば西洋輪かんじきとも言われ、日本の輪かんじき
 に比べると運動性能が格段に優れています。
  また、スタイル的にも格好良く、人気急上昇のアイテムなのであります。

◆スノーシューの入手法
  大きなスポーツ店などで扱っていますから、店の人に相談して購入すれば
 いいと思います。スノーシューには、平地用や斜面用など様々なタイプが
 ありますから、目的に応じて選択しましょう。
  また、体重に応じた分類もされており、選択肢は豊富です。
 価格は、1〜2万円のものが多いようです。

◆ただ歩くだけ?
  そう、ただ歩くだけです。だけど雪上というのは地面を歩くのと違って
 積雪が多ければ多いほど目線が高くなり、普段と違った景観が楽しめます。
  しかも、藪や草原など普段入り込めないような場所も容易く歩けるなど
 散策のエリアが広がります。ただ歩くだけでも十分に楽しいのです。
  スキーのストックを両手に持てば、更に安定した歩行が可能になります。

◆熟練者と稜線歩きを
  低山であっても、稜線を歩くのは特別楽しいものです。
 身近に熟練者がいるなら、同行させてもらい挑戦してみましょう。
  2月も下旬になれば雪面が締まって硬くなり、軽快に歩くことができます。
 景色の良いところで飲むビールは格別ですよ!
  万が一に備え、非常食や防寒着などの装備もお忘れなく。

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冬の野山を楽しむ

◇◆冬の野山を楽しむ◆◇

 1月下旬〜2月上旬は、一年のうち最も寒い時期ですね!だからと言って、
 部屋の中でヌクヌクと暖まっていてはアウトドアマン失格ですよ。
 この時期でなければ見れない自然の造形や動植物など、
 新しい発見があるかも・・・
 さあ、きちんと身支度して野山へでかけましょう。

◆近くの里山がおすすめです。
  家の近くの雑木林へ行ってみましょう。
 枯葉を落とすまで気が付かなかった木々の梢で、
 鳥の巣を発見することもあります。
 「アレ!こんなところに・・・」
 どんな種類の鳥が営巣したのか想像するだけで楽しくなります。
 「キイロスズメバチ」:(通称アカバチ)の巣なども
 簡単に見つけることができます。
  雪の積もった野山を歩いていると、リスやノウサギなどの小動物をはじめ
 ジョウビタキやウソなどの小鳥に出会うことも多いし、
 コナラやクロモジなどの枝を観察すると、
 冬芽が僅かに膨らんでいるようにも見え、
 春の息吹を感じ取ることができます。

◆身支度は?
  天気の良い日に出かけることがポイントですが、
 それでも冬の野山は寒いもの。
 まずは、上質(オーロンやクロロファイバー)の下着が断然快適です。
 少々の汗でも体が冷えるというようなことがありません。
  何枚も重ね着するより、
 上質の下着をつけることで暖かさはまるで違います。
 風を通さないヤッケとオーバーズボンも必須アイテムですね。
  靴は防寒長靴でもプラスチックブーツでもいいでしょう。
 歩きやすく軽いものがベストです。
 それに、雪原では輪かんじきやスノーシューがあると行動範囲が広がり
 楽しいものです。雪目防止のサングラスもお忘れなく。

◆リュックサックに飲み物を
  眺めの良い場所で、お気に入りのコーヒーやウイスキーなどを飲むのも
 また楽し。
 携帯コンロと小型のコッヘルがあれば現場で湯を沸かしましょう。
  日当りの良い、お気に入りの場所で入れるコーヒーの味は格別です。

 ※ 天気の良い日を見計らって、雪の野山へ出かけてみませんか?

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晩秋から初冬のキャンプ

☆ キャンプシーズン到来 !! ・・・・・ エッなんで??

 木曽谷ではそろそろ紅葉も終わりとなり、草木の葉も落ちはじめています。
 みなさん、キャンプに出掛けましょう。
 キャンプって夏の行事じゃないの?と思われるかもしれませんが、
 実は晩秋から初冬にかけてのキャンプは、魅力いっぱいなのです。

 ◇ 理 由 ◇
 1.比較的天候が安定しており、晴天の確立が高い。
 2.蚊・ブヨ・蛾などの不快な虫が少ない。
 3.大気が澄んでくるから、星の観察にも良好。
 4.気温が下がって寒くなりますが、
   着る物を工夫することで快適なキャンプ生活が可能です。
   (暑い時の対処は、逆に難しいもの。)
 5.この時期にキャンプをしている人は少ないから、
   フィールドを独占できるかも。
 6.焚き火のできる場所でしたら、焚き火を囲んでの語らいも楽しいもの。
   この時期は「火」のありがたさが実感できますよ。【くれぐれも火の用心】
   (ウイスキーをチビリ・チビリと・・・日本酒の熱燗も捨てがたいなァ)

  《 なーんだ!ただの飲んべえーじゃん!!・・・・・と言われそう 》

  どうです?思い切ってキャンプに出かけてみませんか。

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