巣箱をかけてみませんか?

☆ 巣箱をかけてみませんか?

◆木曽郡下では、かつて養蚕の盛んな時期がありました。
家の周りや畑には桑の木がたくさんあって、
そこは里山を生息域とする野鳥たちにとって絶好の繁殖地となっていました。
桑の木は大きくなると幹に「ウロ」と呼ばれる穴ができやすく、
ムクドリ、スズメ、シジュウカラ、などが好んで営巣しました。
現在はそんな桑の木もめっきり少なくなって
野鳥たちの営巣場所もずいぶん様変わりしているようです。
そこで今回は巣箱かけを紹介します。

◆巣箱作り
 対象とする野鳥によって巣箱の大きさを変えますが、
おおむね床面積を15cm×15cm、
高さは20cm〜25cmくらいが標準です。
 材料はなるべく古い板を使い、
カンナをかけたり塗装をしたりしないほうが良いでしょう。
特に大事な点は穴の大きさで、シジュウカラなどのカラ類用の場合は
直径2.5cm〜3cmとすること。
(穴がこれより大きいとカラ類は入ってくれません)
穴の位置は底面から15cmくらいの高さがあれば良いでしょう。
また、底面には小さな水抜穴をあけること。

◆かける場所
 家の周りの庭木や畑など、里山に限定します。
(生態系を乱すことになりますから森林帯に巣箱をかけることは慎んでください)
 必ず木の幹に取り付けます。枝に取り付けても利用してくれません。
取り付ける高さは地面から2〜3mとし、
ヒモなどを使ってしっかりと固定しましょう。
針金は幹を傷つけるおそれがありお勧めできません。

◆かける時期
 今が一番。
冬から早春にかけて、野鳥たちはすでに繁殖のための活動を開始しています。
秋にかけた巣箱は風合いが出ていいのですが、
昆虫たちの越冬場所になっていることが多く、
野鳥に嫌われることもあります。
それと、毎年秋には外して中を掃除しましょう。

◆穴の方角(方位)
 以前は西〜北が良いとされていましたが、どうも関係ないようです。
要するに、直射日光や風、雨などが入り込まないような方角であれば
好んで利用してくれます。
屋根下に伏せておいた植木鉢にシジュウカラが営巣した例もあります。

◆庭先にかけた巣箱に野鳥が営巣し、雛を育てる様子を観察するのは
結構おもしろいものです。野山に出かけるにはまだ少し早い時期ですから、
暇な時間を利用して巣箱をかけておくと、春の楽しみがひとつ増えますよ。

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