毒ヘビにご注意

◇◇毒ヘビにご注意◇◇

 野山の新緑が爽やかな良い季節ですね。
この時期は山菜採りや自然散策など、
アウトドアで活動する機会も多くなります。
 ところが、困ったことに「ヘビ」などの、
言わば嫌われ者たちも活発に動き回る季節ですから、
運悪く遭遇してしまう可能性も高くなります。
 そこで、今回は毒ヘビから身を守る方法です。

◆毒ヘビに咬まれるケース(咬傷)
   日本の毒ヘビは、沖縄などに生息している「ハブ」を除くと
  2種類だけです。
  ひとつは「マムシ」で、もうひとつは「ヤマカガシ」です。
   なかでも、マムシによる咬傷は毎年報告例が多く、
  私たちが野山で活動するには厄介な存在ですね。
   ヘビによる咬傷例は、
  そのほとんどがヘビの存在に気付かずに起きています。
  逆に言えば、
  ヘビの存在が分かっていて咬まれることは
  あまり無いということになります。
   マムシは温度変化に敏感で、
  動物の体表赤外線を察知すると言われています。
  したがって、素肌を露出していると咬まれる危険性が増します。

◆咬まれないために
   マムシは人間と遭遇しても逃げることはあまりなく、
  むしろ攻撃態勢をとって威嚇してきます。
  不用意に手を出すと咬まれることがありますが、
  1メートルも離れていれば、まず咬まれることはありません。
  (よほどのドジでなければ・・・)
   マムシはあまり動き回りませんから、
  潜んでいても発見しにくいもの・・・
  しかも、体の模様が保護色のようになっていますから、
  なおさら見つけにくい。
   マムシから身を守るためには、
  素肌を露出しないことに尽きます。
  アオダイショウはマムシのように
  威嚇したり咬みついたりすることがあり、
  特に幼蛇(子供のヘビ)のころは
  マムシのような模様がありますので、よく間違われます。

◆ヤマカガシは大丈夫?
   ヤマカガシはマムシと違って比較的おとなしいヘビです。
  ヤマカガシの方から積極的に攻撃してくることはまずありません。
  草むらに潜んでいても人間が近付けばヘビの方が逃げ出します。
   ヤマカガシによる咬傷例を見ますと、
  素手でヘビをつかんでいて指先などを咬まれるケースがほとんど。
  しかも、ヤマカガシの毒牙は口の奥の方にあるため
  かなり深く咬みつかなければ、毒牙に達しません。
   ただし、ヤマカガシの毒はマムシと違い、
  急速に呼吸不全や心不全を発症することがあり、油断は禁物です。

◆ヘビに咬まれたら・・・
   まずは慌てないこと。
  次に、咬んだヘビがどんなヘビだったかよく覚えておくことです。
  ヘビの嫌いな人は、見分けがつかないかもしれませんが、
  ヘビの色や模様、長さなどをできるだけ見ておくことが重要です。
  (そんなの無理か?)
   マムシの咬傷痕(歯の跡)は、2個です。
  (毒牙は上あご前部に2本)
  まれに、咬みつきそこねて咬傷痕が1個のときもあります。
   アオダイショウの咬傷痕は通常4個ありますが、
  そのときの状況で変わります。
  ヤマカガシやシマヘビは素手で掴まないかぎり
  咬まれる心配はありません。
   いずれにしても、ヘビに咬まれたらまず119番通報し、
  救急車を呼びましょう。
  傷口を切開して血を吸い出したり、
  むやみに患部付近を縛ったりしてはいけません。
   仮にマムシに咬まれても、
  長時間(1日以上)放置しないかぎり死亡することはありません。
  必要以上に興奮しないで、落ち着いて病院へ行きましょう。
   山中で単独行動の場合も、走って下山することは逆効果になる場合も・・

◆◆野山ではできるかぎり長袖、長ズボンですよ!!

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ヒキガエルを食す

☆ 『ヒキガエルを食す』

カエルを食べるなんて!オェーッ・・・
という方は、どうぞご退席下さいネ

 木曽谷北部のK村では、
昔から「ヒキガエル」を捕獲して食べる習慣があります。
まあ一種の食文化なんでしょうか?

 このカエルのことを、地元では「ガサゲロ」とか「ヒキタ」とか、
単に「ゲロ」などと呼んでいます。

◆ヒキガエルとは
  本州、四国、九州に分布するヒキガエル科のカエルで、
 正式な和名は「ニホンヒキガエル」といいます。
  日本にいるカエルの中でも大型で、体長は10〜15cm
 になります。(メスのほうが大きくなります)
  普段は渓流沿いの山中などに潜んでいますが、産卵期になると
 沼や小さな水溜りなどに集まって一斉に産卵行動をします。
  暖地に生息するヒキガエルは、だいたい3月ごろから産卵期
 を迎えますが、木曽谷北部では5月の連休前後です。
  ヒキガエルには、目の後ろに「耳線:じせん」と呼ばれる
 コブがあって、危険を感じたときに白色の毒液を分泌します。
 この毒液が目に入るとかなりの刺激痛がありますが、失明する
 ようなことはまずありません。

◆なんでこの時期(8月)に『ヒキガエルを食す』か?
  通常ヒキガエルの捕獲は、産卵期に集まったところを
 一網打尽にする訳ですが、実はこのころのヒキガエルは
 卵や精子に養分をとられ、脂の乗りもよくありません。
 8月〜9月になると産卵期とは比べ物にならないほど脂が乗って
 とても美味しくなります。(一番美味しいのは冬眠直前のカエル)

◆捕獲の方法
  産卵期なら捕獲は簡単ですが、夏から秋にかけての捕獲には
 ちょっとしたコツが必要です。といっても、特別な道具などは
 要りません。それは天候の具合をよく見計らって出かければ良い
 だけです。どういうことかと言うと、産卵期にヒキガエルが集まる
 ような場所をよく覚えておいて、突然の大雨があった日の雨上がり
 にその付近を捜すと、あ〜ら不思議・・・いるわ・いるわ!
  産卵期ほどの数は無理でも、5〜6匹も捕れれば十分。

◆食べ方(何度も言いますが、オェーッとなる方はご退席を)
  まず皮を剥きます。大きめのハサミで頭部を切り落とし、
 そこから一気に後ろ足まで皮をめくり取りましょう。
  なお、毒液が目に入らないよう、この作業は水中で行うか
 メガネをかければ安全です。
  次に腹ワタをすべて取り除きます。これで下ごしらえは終わり。
 料理の方法は、塩焼きか唐揚げがいいですよ。
  焼いた姿が気になる方は、適当に身を分解したほうがいいかも。
  (筋肉マンにそっくり・・・)オェーッ!!

◆◆春先のヒキガエルしか食べたことがない方は、どうぞお試しあれ。
  レモンの絞り汁を少々振りかけると、さっぱりいただけます。
  夕涼みに焼酎ロックを飲みながらいかがですか。

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